うつ病・パニック障害と共に生きる

パニック障害と向き合い続けて8年の軌跡

自立支援制度について

どーも。

 

パニック障害と共に

8年間生きているチャンコーです。

 

 

今回は『自立支援医療制度』について

 

お話していこうと思います。

 

 

自立支援制度とは

自立支援医療制度』ってなんやねん

って話なんですが、簡単に言い換えるとするなら

 

 ●医療費が安くなる制度

 

です。

 

現在、僕たちが病院で払う医療費は

3割負担ですが(おそらくみなさん健康保険加入へ前提で話します)

これが、1割まで負担が下がります。

 

 

●10割負担で5000円の治療費なら

健康保険のみ >>>5,000円×0.3(3割負担)=1,500円

自立支援利用 >>>5,000円×0.1(1割負担)=500円

 ここまで金額が変わります。

 

一回の受診でも1,000円ほど医療費が変わるわけですから

週に1回の受診でも4,000円もお得なのです。

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更に収入によっては

月に支払う医療費の上限金額

まで定めてくれているので

定められた金額以上の医療費は支払わなくてもいい

とんでもなくありがたい制度なのです。

 

金額の上限に関してはこちらにまとめたので

↓ ↓ ↓こちらをご覧ください↓ ↓ ↓

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この図の見方としては

例えば、『収入が100万で住民税を払っていない人』であれば

 

月の上限額は5,000円となる(低所得2)

この人のひと月の医療費が8,000円かかっている場合

『自己負担の上限は5,000円』なので、

『残りの3,000円は 自分で払う必要がない』ということになります。

 

 

これほんと目からウロコですよね。。。

お薬代も含まれるので、

収入が問題で通院に後ろ向きな方には必須の制度なのです。

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ちなみにこの表の

 

重度かつ継続の場合の上限金額

 

↓ ↓ ↓というのが以下いずれかに当てはまる人たちです。↓ ↓ ↓

「重度かつ継続」の範囲

 

○疾病、症状等から対象となる者

 [更生・育成] 腎臓機能・小腸機能・免疫機能・心臓機能障害(心臓移植後の抗免疫療法に限る )

 

○肝臓機能障害(肝 臓移植後の抗免疫療法に限る )の者

     

[精神通院]

統合失調症躁うつ病うつ病てんかん認知症等の脳機能障害、薬物関連障害(依存症等)の者

 

②精神医療に一定以上の経験を有する医師が判断した者

 

○疾病等に関わらず、高額な費用負担が継続する ことから対象となる者

     [更生・育成・精神通院] 医療保険の多数該当の者

 

厚労省の資料引用

https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/jiritsu/dl/01.pdf

 

重度かつ継続』といわれる人々の定義は赤字の部分にあたるので

当てはまる人は一度お医者さんに相談してみてください。

 

ちなみに赤字②の一定経験とは年以上を指しているようです。

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余談ですが、僕の区分は

●一定所得以上の『重度かつ継続

でしたので、上限金額は20,000円でした。

月に2,0000を超えることはなかったですけどね。

 

 

 

自立支援の対象者

自立支援の対象となる患者さんは3種類に分けられます。

それがこちら ↓ ↓ ↓

  • 精神通院医療(精神疾患の治療)
  • 更生医療(身体障害の治療など)
  • 育成医療(身体障害がある子どもの治療)

 

 

ちょっと難しい言葉が使われてますが要は、

 

精神疾患心療内科へ通っている人

 であればみなさんに受ける資格がある制度ということです。

 

 

大事なのでもう一度いいますが、

 

精神疾患で、心療内科に通うみなさん

 が受けられる権利です。(健康保険料延滞などは話が別ですよ。。。)

 

 

こんな便利な制度なのに、なかなか知る機会がないんですよね。

現代社会の必須項目に追加されるべきだと僕は本気で思います。

 

 

おっと、話がそれましたね(笑)

では、気を取り直して。

 

 

自立支援の申請方法

ではこの、自立支援医療制度

どのように申請すればいいのか。

 

 

 ↓ ↓ ↓実際に僕が申請した手順を紹介します↓ ↓ ↓

①病院の先生に相談する

②役場に行って説明を受ける(申請書類をもらう)

③病院で診断書をもらう

④所得証明書を役場でもらう

⑤申請書類を揃えて申請する

おそらく、この流れが申請するにおいて

病院や役場へ通う回数が一番スムーズだと思います。

 

公共機関って何回も行くの疲れませんか?

僕はとっても疲れるので、なるべく少ない回数で済ませたかった(笑)

スムーズに手続きを済ませたい方はぜひ参考にしてください。

 

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では各手順での注意点をお伝えします。

 

①病院の先生に相談する

これは確実に行ってください。

病状や収入によっては自立支援の対象外にあたる場合もあります。

対象外については上部の表をCheckしてください)

 

②役場に行って説明を受ける(申請書類をもらう)
申請書類をもらうという部分がミソです。
何回も役場に行く手間がこれではぶけます。
 
③病院で診断書をもらう
こちらも必ず行ってください
提出に必要な書類の一つです。
診断書をいただくのに3,000円~4,000円ほどかかりますが
1か月に4回通院すればチャラになるのでグッと我慢です。
 
④所得証明書を役場でもらう
こちらも同じく提出に必要な書類の一つです。
発行手数料に300円~500円ほどかかりますが
人生の先行投資です。
 
⑤申請書類をそろえて申請する
提出物をCheckを忘れずに!!
 
 
以上が各手順の注意点になります。
 
 

必要書類

では、つづいて提出に必要な書類について
書かせていただきます。

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●申請書(支給認定申請書)

●診断書

●所得証明書

●健康保険証

マイナンバーがわかるもの

僕の時代にはまだマイナンバーがなかったので

調べたところ、マイナンバーはカードでも通知書でも可能なようです。

 

 

自立支援制度を使う時の注意点

では最後に自立支援を使うにあたっての注意点を

何点かお伝えします。

①申請してから受給者証が来るまでの診察、薬代が払い戻される

 ●領収書などすべて保管しておきましょう

 

②管理表を病院受付、薬局に毎回提出しなければならない

 ●病院によっては忘れてもまとめて書いてくれるところもあるので

  実際には提出できる時にすればいいと思います

 (僕の通っていた病院はまとめて書いてくれました)

 

③申請した病院、薬局以外では制度が使えない

 ●これを知らずにほかの病院に行くと自立支援が使えず

 3割負担になるので気を付けてください、、、

 

④毎年更新しなければならない

 ●更新の際に年収などによって条件が変わる場合があるので

 しっかり説明を受けておきましょう

 ●また、更新を忘れると再申請しなければならず時間がかかるので

 忘れずに更新しましょう。

 

 

おわりに

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

難しい話でしたが、ほんとに便利な制度なので

利用していない方は是非お医者さんへ相談してみましょう。

 

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では、次回は睡眠障害について

記していきたいと思います!!

 

ではでは(@^^)/~~~ byチャンコー